アロマの種類
こんなときにおすすめ!アロマの種類と選び方
シチュエーション別におすすめのアロマの種類を紹介していきます。
リラックスしたいときにおすすめのアロマ
- イランイラン
ジャスミンに似た、甘くて濃厚な香りが、アドレナリンの分泌を抑え、中枢神経をリラックスさせてくれます。更に、酢酸ベンジルというフェロモンに似た成分を含み、性欲を高める働きがあり、開放感を与えてくれます。他にも、β-カリオフィレンという成分は女性ホルモンエストロゲンの分泌を高めてくれるので、ホルモンバランスの乱れによるイライラを抑えてくれる効果もあります。
- ローズウッド
ローレルに似た、甘く清々しい香りです。構成成分の80%を占めるリナロールが交感神経を活性化させ、リッラクスさせてくれます。とくに、悩みやパニック、気持ちが高ぶったときに、落ち着かせ、前向きにさせてくれます。免疫力活性、鎮痛作用も期待できるので、落ち込んだり苦しい状態から、力を抜いてリラックスしたいときにも最適です。
悩みを忘れて気持ちを楽しくしたいときにおすすめのアロマ
- ゼラニウム
ハーブ系の香りの中にローズに似た香りは含有成分であるゲラニオールによるものです。主成分であるシトロネロールは鎮静作用があります。副腎や視床下部に作用し、自律神経を調整、ストレスを和らげる働きがあり、女性ホルモン分泌も調節してくれるので、情緒不安定や女性特有の症状の緩和が期待できます。
- ベンゾイン(安息香)
バニラエッセンスのような芳香が緊張、不安、孤独感などを和らげてくれる働きで知られます。精神を落ち着け、集中させてくれる香りでもあるので、古くから悪霊祓いや宗教儀式などで香木として用いられてきました。
- シダーウッド(エンピツジャクシン)
ウッディーな中にほのかな甘さのある香り。強い鎮静作用で不安や緊張をほぐしてリラックスさせてくれる他、強壮効果で意欲を向上させてくれる効果もあるといわれています。集中力もアップさせてくれるので、楽しいことに集中してみましょう。
- サンダルウッド(ビャクダン)
日本ではお香の原料や扇子・装飾品の香り付けに使われてきた親しみやすい香りです。主成分のサンタロールは鎮静効果があり精神を穏やかに整えてくれるほか、循環器系にも効果があると言われています。
- ジュニパー
お酒のジンに使われている香りです。利尿・発汗効果があり、毒素を浄化してくれます。代謝も促進してくれるので、気持ちを元気に、楽しくしてくれる助けになるでしょう。かのヒポクラテスもペスト菌の予防に有効と考えていたという逸話もあるほど、古くから使用されている清めの香りです。フランスの病院で消毒のため使われていたこともあり、人との接触が多い医療関係者への癒やし効果もあったのかもしれません。
気持ちを明るくしたいときにおすすめのアロマ
- スイートオレンジ
90%を超える含有成分であるリモネンが、脳内のドーパミンを活性化し、生きる歓びを湧き上がらせてくれます。このアロマは特に消化器系の調子を整えてくれる効果もあり、脳と強い神経でつながった腸の環境改善は、トラウマやショック・不安から立ち直る心理的アプローチと併せわせて有効です。
- ジャスミン
かのクレオパトラも愛したと言われる芳香が、自信を与えてくれます。心を穏やかにしてくれる安息香酸ベンジルが含まれるため、幸福感も得られるでしょう。酢酸ベンジルも含むため、高揚感と開放感といった精神作用もあります。
- レモン
爽やかな香りが気分をリフレッシュ。血液・リンパの流れを促進し、文字通り精神的な滞りも解消してくれるでしょう。食欲も刺激してくれるので、食欲がないときに試してみるのもいいでしょう。
- ベルガモット
柑橘系の爽やかでありながら、フローラル系の混ざったような落ち着きのある香りです。鎮静作用のある酢酸リナリルやリナロールが神経系を整えてくれるため、鬱症状を和らげてくれます。神経系の胃腸問題にも効果があります。
怒りを鎮めたいときにおすすめのアロマ
- サイプレス
ウッディーでスパイシーな香りはヒノキ風呂の香りを彷彿とさせます。セドロールという成分が心拍数と呼吸を抑え、高ぶった感情を鎮めてくれます。ホルモンバランスを調整する作用もあるので、ホルモンの乱れによるイライラにも有効です。
- フランキンセンス(乳香)
樹脂特有のケミカルでシャープな香りが特長。三賢人がイエス誕生の贈り物の一つにした逸話のある、神聖な香りです。呼吸器に働きかけ、胸の緊張を解いて、心身ともに落ち着かせてくれます。宗教儀式などで用いられたのは瞑想状態に導いてくれる鎮静効果が経験上知られていたからかもしれません。
- ローマンカモミール
甘いりんごのような香りです。アンゲリカ酸イソブチルなどのエステル類を豊富に含み、中枢神経の鎮静作用があります。
- マジョラム
甘いハーブ調で、ほのかにウッディーな香り。各種テルピネンを含み、神経系の鎮静作用が期待できます。
集中力を高めたいときにおすすめのアロマ
- ローズマリー
スッキリとした香りが、脳の血流を促進、集中力を高め、眠気を覚ましてくれます。
- レモングラス
イネ科の植物ですが、レモンのような香りが、眠気を覚まし、リフレッシュさせてくれます。
- ユーカリ
強いフレッシュな香りに、ほのかな甘さが感じられます。ユーカリを含有するメンソレータムを眠気覚ましに使ったときの爽快感から、頭がスッキリする感覚をイメージいただけるかと思います。
- バジル
刺激的で爽快な香りが頭をクリアにし、集中力を高めてくれます。食欲も刺激するので、ついついお腹を一杯にしてしまい眠気を誘わないようにご用心を。
- ジンジャー
活力を与えてくれるスパイシーな香り。血流を促進、感覚を鋭利にさせ集中力と記憶力を高め、頭の回転も良くしてくれます。セロトニン受容体を活性化させることで不安を軽減するという研究報告も有るので、プレッシャーなどによる無気力から新たに活力を得たい時におすすめです。