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鍼灸

鍼灸

鍼灸ってどんな資格?

鍼やお灸でツボを刺激する施術

鍼灸は、国家資格に認定されているマッサージ資格の一つです。経穴(けいけつ)と呼ばれるツボに鍼やお灸を使って刺激を与え、人間が本来備えている自然治癒力を向上させることで、内側から不調を取り除き回復させていきます。施術の際には患者さんの状態から鍼の太さや細さ、鍼をする深さ、方向、モグサの種類やお灸の回数、使うツボなどを判断するスキルが求められます。

資格取得後は美容鍼灸としてエステサロンや、フィットネススポーツ施設でスポーツトレーナーとして、鍼灸接骨院や治療院、介護・福祉施設などの医療施設、さらには教育研究や学術研究の場といった活躍の場があります。もちろん、独立開業する人も少なくありません。最近では美容鍼灸といった言葉も出てきていることからも女性の注目度が上がってきており、鍼灸業界の活性化が期待されています。

資格取得にかかる費用や期間

国家資格なので3~4年の学習が必要、費用も高め

資格取得するには、日本医専などの鍼灸系専門学校や、鍼灸学科がある4年制大学もしくは3年制短大に通い、国家試験を受験することになります。国家試験は年1回。これに合格すると、晴れて鍼灸師として働くことができます。

鍼灸は医学分野の資格となるので、高いレベルでの知識と技能が必要となります。根気よく学習に取り組まなければいけないので時間がかかりますし、必要な費用も多額となります。資格取得までの費用総額は300万円ほどと考えておくと良いでしょう。ただ、資格を取得してある程度の実務経験を積んでいくことで、一生の仕事に繋げていけます。

鍼灸より取りやすい?
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資格を取得した人の体験談

「やりがいを感じる仕事ではあるものの、おいしい仕事ではないというのがわかりました。好きな人には良い仕事です。最近では就職先が昔よりも減ってきているようなので、本当にこの仕事が好きでないと難しいと感じています。」

「中高年といった方から主婦の方まで…幅広い年齢層に囲まれての勉強は、鍼灸以外に人生についても教わったような気がします。資格取得後も連絡を取り合える人ができて、心強い限りです。」

「6年間鍼灸院で働き、独立して3年になります。鍼灸治療だけでなく美顔鍼やリラクゼーションも取り入れており、主に女性のお客様に喜んでもらっています。鍼灸師は可能性がある仕事なので、もっと幅を広げていきたいです。」

鍼灸資格取得後は?

医療機関・開業へと進む人が多め

国家資格のひとつなので、就職した際には好条件が用意されていることも多いです。主な就職先は鍼灸院や病院になるでしょう。この他にも鍼灸整骨院、福祉施設での需要が多く、独立にも強い資格だといえます。鍼灸の資格を取得した方の中には、在学中から独立のための準備を進め、資格取得後すぐに開業するケースもあるようです。

医師と同じく開業権を持っているので、今すぐに開業する気はなかったとしても将来的なことを見据えて経験を積んでいきましょう。ある程度経験を積んだあとは出張専門鍼灸師として活躍している方も多いです。この場合は保健所に出張の届けを提出するだけで認められるので比較的検討しやすいでしょう。

他に、少し変わった就職先として針灸の資格を活かしながらスポーツトレーナーを実践している方もいます。美容目的で行われるエステサロンでの施術でも針灸の知識が求められるものもあるため、気になる職場でキャリアを積んでみましょう。

鍼灸資格習得後の体験談

「針灸を始めてからは神経痛が良くなったといってくださるお客さんが多く、やりがいを感じています。体の不調改善目的だけでなく、美容目的で通う方もいて幅広い方とのやりとりができるのは嬉しいですね。歩合制ではなく固定給なのですがまだまだ働き始めたばかりで年収は320万円ほどです。経験豊富な先輩は400万円以上もらっているそうなので上を目指します。将来的には独立したいです。」

「資格取得後、独学で更に体の仕組みや不調について学びました。お客さんから質問されたことに対して的確に答えられるようになり、最近は指名も増えています。難しい生活習慣に関する相談をされることもあり、まだまだ勉強中です。現在の年収は380万円ほど。働き始めた当初に比べると30万円以上増えました。もっと経験を積んで独立したいと思っているので、経営に関することも学びながら働いています。」

鍼灸資格は学びのコスパで選ぶ

国家資格として認められている鍼灸資格。最終的に受験する認定試験は同じなので、取得のために注目すべきはスクールの学びの環境にあります。国家資格をとっても民間資格をとっても、マッサージを受ける人により多くの癒しを届けたいと思うなら、その後も腕を磨き続けることは必要不可欠でしょう。在学中はもちろん、卒業後も定期的に腕を磨いたり新しい情報を吸収できたりする場がある環境を選ぶことが、資格取得をその後の人生に活かす大きなポイントになります。

鍼灸の資格取得ができるスクール5選

四国医療専門学校

1956年創立の60年以上の歴史を誇る医療専門学校です。あん摩マッサージ指圧師の養成学校として厚生大臣より認可を受けており、これまでに多くの医療人を輩出してきました。学習に用いるカリキュラムは企業と提携しており、文部科学省の定める条件をしっかりと満たしたものなので、国家試験の取得にも役立ちます。県外から来る人に向けて、学生寮も完備されており、自習室なども揃っているので通いやすい学校と言えるでしょう。

呉竹鍼灸柔整専門学校

年齢層の豊かな生徒が通っており、生徒同士がお互いに刺激を与える環境が整えられている呉竹鍼灸柔整専門学校。鍼灸師は人に対して施術を行うので、人との接し方やコミュニケーション能力を培うのにも役立ちます。講師陣はベテランで、国家試験合格に向けた適切な指導を一人一人に対して行います。卒業後も、スキルアップのためのセミナーを開催するなどサポート体制はばっちりで、卒業生の就職や独立開業の支援なども行っています。

中和医療専門学校

指導体制が整ったことで人気のある中和医療専門学校。ダブルスクールであれば3年間で4つの資格を取ることもできます。指導者は常に2名体制を取っており、難しいテーマやわからない点はその場でしっかりと質問しながら理解度を深めて行くことができます。付属の治療院が校内にあり、所長・院長の指導の下、患者への施術を行うこともできるため、スクールに通いながら実践も積むことができる環境が用意されていると言えるでしょう。

国際鍼灸専門学校

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の3つの国家試験の取得を目指すことのできる国際鍼灸専門学校。60年以上の歴史を誇るスクールで、人間総合科学大学のダブルスクール制度もあります。治療院が付属しており、総合臨床実習というクラスで実際の施術の練習を行うことができるのも特徴の1つ。鍼灸師になりたい人に向けて、学校説明会や見学会を開催しており、在学中の生徒の生の声を聞くことができるようになっています。

赤門鍼灸柔整専門学校

鍼灸指圧科、鍼灸科、柔道整復科の3つのコースを持つ国際鍼灸専門学校。将来的にどのような資格を持って働きたいのかを考慮の上、自分に合ったコースを選択できるのも良いポイントです。働きながら資格を取りたい人に向けて鍼灸科と柔道整復科は夜間のクラスもあります。在学中の国家試験の取得指導はもちろんのこと、国家資格を取得できなかった卒業生へむけて授業の聴講ができるようなサポート体制を敷いているのも1つの特徴です。

おすすめの
マッサージ資格3選

新リンパ療法

(リンパ療法学院)

初級科コース

26.4万円

取得期間1ヶ月

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施術の特徴

体力や力を使わずにできるリンパケア&独自の癒し整体技術

学びの環境

「鍛錬会」(練習会)で卒業後も無制限に技術を磨ける


初心者・中級者・上級者向けと自分のレベルに合わせて技術を高められる

整体ビギナ―クラス
修了資格

(ウィルワン整体アカデミー)

整体ビギナークラス

26.4万円

取得期間1ヶ月

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施術の特徴

流派にとらわれない1人ひとりの体のバランスに合わて行なう整体スキル

学びの環境

卒業後も一生涯技術サポート制度あり


特別価格で受講できる施術者向け・卒業者限定のセミナーが豊富

リラクゼーション
セラピスト修了資格

(東京整体いろは学舎)

リラクゼーション
セラピストコース

48万円

取得期間6ヶ月

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施術の特徴

セラピストとして広く利用できるボディケア・リフレ・リンパの3手技

学びの環境

一度受けた授業は無期限無料で再受講可能


入学時のガイダンスで最低限の基礎知識を学べるから受講がスムーズ

※調査したマッサージ資格取得スクールのうち、卒業後も定期的に技術を磨ける練習場がある・無料で再受講できるなどの「学び続けられる環境が整っている」スクールをピックアップ。その中でも取得期間が短い3資格を、ファーストステップとして取りやすいおすすめ資格として紹介しています。紹介している資格はすべて民間資格になります。

※各種類の資格を取得できる資格のうち最も短期間で取得可能なもの、費用は資格取得に必要な総額を表示しています。調査は2020年3月時点のものです。