アロマから漂う良い香りで心と体をリラックスさせたり、体の不調を良い方向に改善させていく施術資格です。女性に人気で、仕事だけでなく趣味に生かそうと習う人も少なくありません。スクールに通わず独学で勉強することもできますが、200~300種類ほどあるアロマオイルの効果を効率的に引きだせるようになるには、やはりプロの監修・助言があった方がより正しい知識が得られやすくなります。
アロマの専門家をアロマセラピストと呼びますが、日本では1990年代アロマ・アロマセラピストがブームに。そこからアロマセラピストを目指す人が年々増加してきました。開業してサロンを持つだけでなく、美容サロンスタッフやアロマ講師として活躍する人もいます。
アロマセラピーは民間での資格となり、その種類がたくさんあるので費用や取得期間は資格によって異なります。アロマオイルの道具が必要になりますが決して安くないので、取得するには200~300万ほどの費用がかかることも。取得期間も短期間のものから、2年程といった長い期間が必要となるケースがあります。
資格取得のための勉強は、独学・スクール・通信教育とあり、なるべく費用を安く抑えるのであれば独学が一番。ただ自分のペースで勉強できるのでいいのですが、勉強面でわからないことがあると、自分ですべて解決しなければいけない懸念点があります。しかも独学のための参考書選びも自分でする必要があるため、まったくの初心者であると難しいでしょう。
きっちり学ぶのであればスクールに通うのがいいのですが、費用の面で金額が高くなりやすく、通学期間も2年と長くなることがあります。本気でアロマセラピストになりたいと考えている人でないと難しいかもしれません。通信講座は種類がたくさんあるので、自分の希望に合わせたコースを選べますし、費用もそこまで高くならないといったメリットがあります。指導についてもそこそこ受けられるので、手軽にはじめるなら通信講座でも良いかもしれません。
アロマセラピーより取りやすい?
マッサージ資格を取得期間と費用で比較!
「毎日、アロマの香りに包まれている環境が、他にはない癒しを得られる仕事だと思います。お客様から「ありがとう」と言われると嬉しくなりますし、資格をとってよかったです。女性しかいない職場で、同じアロマ好きということもあり楽しく働けています。」
「アロマの資格を取るためにスクールに通い、資格取得後には就職も決まりました。お客様の心と体の状態が回復していくのをみると、アロマの奥深さを実感します。責任は大きいけれども、やりがいがある仕事です。」
「サロンで働いていましたが、独立を視野にいれ複数の資格が取れるスクールを選んで受講。資格取得後は念願の独立を果たしました。頑張った分だけ売り上げに表われますし、リピートしてもらえた時に受ける感動は個人経営だからこそです。」
アロマセラピーの資格を取得してアロマテラピストになったら、さまざまな働き方が選択できます。特に多いのはエステサロンでの仕事ですが、スポーツクラブや介護施設、医療機関でもアロマを取り扱っているところがあるため、そういったところでも一定の需要があるでしょう。 医療機関で働くのは、アロマセラピーの資格だけでは、やや難しい面があります。少しずつアロマとアロマテラピストが活躍する職場は増えてきましたが、その大部分はエステサロンというのが現状です。
また、アロマテラピストとして働く際には自分自身がアロマを使って施術をするのではなく、アロマオイルの販売員になるという選択肢もあります。リラクゼーション系の施設でも需要がありますし、リゾート地や高級ホテルでアロマ関連の知識が求められる場合も。 産婦人科でもアロマを取り入れているところが増えてきたので、幅広い活躍が期待できるでしょう。
「アロマセラピーの仕事を始めて最初に感じたのは、難しいけれど本当にやりがいのある仕事だということ。この仕事では精神的に疲れている方と接することも多いのですが、トリートメント後に元気になってくれているのを見ると本当にこの仕事を選択して良かったと感じます。働き始めた当初は年収が200万円ちょっとだったのですが最近は教室にアドバイサーとして招かれることも増えてきたこともあってか300万円近く稼げているのでもっとがんばりたいです。」
「昔私自身がアロマセラピーで癒された経験があり、同じ仕事がしたい!と夢を見て資格を取得して働き始めました。順調に働いていたのですが、もっとキャリアアップがしたいと思い英国に留学。本場のアロマセラピーを学び、日本に帰ってきてからはその知識も役立てられています。私の勤めているサロンでは外国人のお客さんも多いのですが、ワーキングホリディの経験が生かせるので嬉しいです。年収は210万円程度とそれほど高くありませんがやりがいは感じています。」
民間資格であるアロマセラピーの資格、取得する際に気を付けたいのは「どれだけ学べるか」を確認することです。実際、どの資格を取ったから就職に有利になるとか、年収が高くなるという違いはほとんどありません。認定している協会や手法が違うだけで、どの資格もリラクゼーションを与える施術であることは変わりません。だからこそ、大切なのは技術を磨き続けること。技術の高さが、施術を受ける人の満足度につながります。
アロマセラピーに限らずマッサージ資格全般に言えることですが、選ぶなら「卒業後も学び続けられる資格」が一番。練習できる場が設けられていたり、ステップアップ形式で徐々に学びを深められるような環境の整った学び舎を選びましょう。
直営店が30店以上もある、アロマセラピーを学ぶことのできるスクールです。アロマセラピーは取得したい資格として人気も高く、多くのスクールでは1クラス・大人数でと言うところも多いですが、ここは少人数制をとっています。講師にその場で質問できる環境が整っているのが魅力だと言えるでしょう。卒業後は、直営店・提携店を中心としたお店での就職などのサポートを行っており、個人で開業する方へむけても、経験豊富なスタッフからアドバイスをもらえるなど、卒業後のサポートも充実しています。
医療現場でも使うことのできる国際資格であるマニュアル・リンパドレナージの資格を取ることができるスクールとして有名なJEA。もちろん、リンパマッサージやアロマセラピーなどのコースも充実しており、女性を中心として人気があります。1つのクラスが少人数制で受けやすく技術習得のスピードが違います。また、入学の時点から手厚くサポートしてくれるだけでなく、卒業後も就職のアドバイス・サポートを受けることができます。
アロマに関する専門のスクールとして、日本アロマコーディネーター協会・ナード・アロマテラピー協会に加盟しているラヴァーレ。フリータイム制という授業の方法を採用しており、夜遅くまで開いているので、仕事帰りに通うこともできます。また、授業の人数は最大で5名で、質問があればすぐに講師に聞くことができるのが特徴です。アロマトリートメント、アロマセラピーなどアロマに関する様々なコースを受けることができます。
人気の高いヨガのコースだけでなく、マッサージ系ではアロマセラピスト、整体師、セラピストなどの資格を取得できるコースも充実しているYMCメディカルトレーナーズスクール。全米ヨガライアンス・IHTA(一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会)・AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)から正式に認定されており、しっかりとした技術と知識が身に付きます。卒業後も求人募集の情報を配信し、一人一人に就職サポート専任がいるなど、サポート体制も整っています。
アロマセラピーの資格だけで、CaRA認定資格、公益社団法人日本アロマ環境協会の資格、国際IFA資格の3つに対応しているスクールです。卒業後の進路によって、どのようなコースを選択するかといった自由度があるのが特徴です。スクールでは、プリマヴェラやyuicaといったハイクオリティの精油を使っており、技術習得の段階で本格的な精油を使うことができるというメリットがあります。これまでに5000人以上が卒業しており、実績も確かです。
新リンパ療法
(リンパ療法学院)
26.4万円
取得期間:1ヶ月
体力や力を使わずにできるリンパケア&独自の癒し整体技術
「鍛錬会」(練習会)で卒業後も無制限に技術を磨ける
初心者・中級者・上級者向けと自分のレベルに合わせて技術を高められる
整体ビギナ―クラス
修了資格
(ウィルワン整体アカデミー)
26.4万円
取得期間:1ヶ月
流派にとらわれない1人ひとりの体のバランスに合わて行なう整体スキル
卒業後も一生涯技術サポート制度あり
特別価格で受講できる施術者向け・卒業者限定のセミナーが豊富
リラクゼーション
セラピスト修了資格
(東京整体いろは学舎)
48万円
取得期間:6ヶ月
セラピストとして広く利用できるボディケア・リフレ・リンパの3手技
一度受けた授業は無期限無料で再受講可能
入学時のガイダンスで最低限の基礎知識を学べるから受講がスムーズ
※調査したマッサージ資格取得スクールのうち、卒業後も定期的に技術を磨ける練習場がある・無料で再受講できるなどの「学び続けられる環境が整っている」スクールをピックアップ。その中でも取得期間が短い3資格を、ファーストステップとして取りやすいおすすめ資格として紹介しています。紹介している資格はすべて民間資格になります。
※各種類の資格を取得できる資格のうち最も短期間で取得可能なもの、費用は資格取得に必要な総額を表示しています。調査は2020年3月時点のものです。