なぜ失敗してしまうのか?マッサージ開業の失敗にありがちな原因を紹介します。
新規客ばかりを求めたということは、既存のお客さまに意識が向いていないということ。
既存客を放置していると、お客様は店から相手にされていないと感じ、他店へ乗り換えてしまいます。インターネットで検索すれば、たいていの情報が手に入る時代、大切にされている居心地の良さを感じられるお店でなければ、リピーターにはなってくれません。
最初の価格設定を低くしすぎると、その後の値上げを正当化するハードルが高くなってしまいます。また、低価格しか強みがないというのは危険です。
どれだけ良いサービスを提供していたとしても、価格設定に失敗すれば経営は成り立ちません。マーケティングの重要な要素のひとつである価格戦略は、広告宣伝などと同じくらい重要なことですが、お客さまの価格に対する感度や他社との競争を意識せずに決めてしまうと失敗の原因になります。
正しい価格設定を行うことは難しいことですが、開業には必要不可欠な経営課題。低価格だけで競争に勝ち抜くのは困難なので、低価格以外で勝負できる強みや独自の付加価値をみつけるなど、価格設定を低くすることに頼らない経営努力をするしかありません。
開業してしまうと経営者としての時間に追われてしまい、スキルアップを図る時間は取りづらくなります。技術が未熟なまま施術を続けていたり、新しい技術に追いつけないでいたりすることに、お客さまは目ざとく気づくものです。
また、オーナーの技術に問題がなくても、スタッフのスキルにバラつきがあることも問題です。技術だけではなく、接客の教育なども徹底できず、トラブルやクレームが発生するような状態だと、客離れはすぐに起こります。
開業したものの家賃が高すぎた、広告費の高い媒体に広告を出してもあまり効果がなかったなど、経営のためによかれと思ってしたことが裏目に出て廃業に追い込まれるパターンには戦略が甘かったケースが目立ちます。
独立するなら、成功例や失敗例を見て学びましょう。例えば、経営に特化した講座を受けるのもひとつの方法ですが、腕は良くても、数字に弱い人は少なくないので、よほど自信がない限りは税理士などに依頼するなど頼れるところは外注にしてしまうことも必要です。
独立開業を考えているなら、開業前の事前準備が何より大切です。
マッサージ店は利益率が高い職種ですが、その反面多額の資金も必要になります。技術的なことだけでなく開業にかかる費用や税金、経費などの数字にも明るくなくてはなりません。
マッサージ店を開業するにあたっては、初期費用として800~1,000万円程度、ランニングコストとして月100~150万円程度の運転資金を最低でも3か月分は用意しておく必要があるといわれています。開業にかかる費用はしっかり把握していないと、開業前から閉店が確定してしまうといっても過言ではありません。
集客で大切なことは、お客さまを集めるのではなく惹きつけること。
集客に失敗しているケースの多くは、短絡的な集客ばかりに気を取られ、その先につながるリピーターを意識した集客をしていないため、店舗の命運を分けるともいわれるリピーターが期待できないことです。
たとえば高齢者が多い地域でエステのようなお店を開業しても、お客さんはあまり来てくれません。
集客方法を決めるには、開業を考えている地域の年齢層や属性はどうなのかということも考え、お店のコンセプトやターゲットにあわせた集客方法を検討することが重要です。
また、現在は、さまざまな集客ツールが存在していますが、すべてのツールを使用していたのでは作業も増え、ひとつひとつがおろそかになるのでかえって無駄になってしまいます。そうならないためにも、コンセプト作りのさいに作成したターゲットにあわせて集客ツールを選んで利用することも大切なポイントになります。
開業後の成功を左右するともいわれるほど重要なお店のコンセプト。
方向性を間違うと、その後は全ての道を踏み外していくことにもなりかねません。マッサージ開業で成功するには、重要なことがたくさんありますが、具体的にビジネスの起点となっていくのはコンセプトです。
しかし、コンセプトを決める段階で忘れてはいけないのは、自分で良いと思うことが答えではないということです。欲しいサービスや購入したい物は、常にお客さまが決めることであって、あなたが決めるのではないということです。これが分かっていないケースは非常に多く失敗につながります。
ターゲットとなるお客さまに、きちんと伝わることを優先したお店のコンセプトを、しっかり完成させてください。
店の名前が覚えやすいことは基本。お客さまに店名を覚えてもらえないのでは、店が存在していないのと同じことです。また、言うのも書くのも大変な店名も避けるべきでしょう。
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※各種類の資格を取得できる資格のうち最も短期間で取得可能なもの、費用は資格取得に必要な総額を表示しています。調査は2020年3月時点のものです。