タイ古式マッサージの起源は、インドのアーユルヴェーダ。ヨガや指圧、整体などの要素を加えたタイ独自のマッサージ法です。伝統的な考え方である「セン」が根底にあり、「セン」の流れを良くすることで体のバランスを整える施術。指圧・マッサージ・ストレッチ・矯正と施術が分かれており、これらの施術でリンパ球を活性化して血液循環の正常化を促します。
「セン」とは、リンパや血管のように全身に張り巡らされているエネルギーの通り道こと。センにアプローチすることで、生命維持に必要なエネルギーが正常に流れるようになると考えられています。
日本国内でのサロン数は、まだそう多くはありませんが需要はあるので、まだ開拓の幅がある職種と言えます。国内でタイ古式マッサージ師として活動するには、民間の資格を取得しておかないといけません。
タイ古式マッサージは、スクールに通って習うのが一般的。また、本場タイに行って取得する…といった方法もあります。本場で学ぶ場合も、日本語ガイド付きでのレクチャーや寮が完備されていたりするので、ハードルはそこまで高くありません。
物価の違いから日本国内とタイの学校では費用に差があり、タイの方が安くなっていることがほとんどです。タイであれば数日間で3万円からといった格安での授業もあり、1ヶ月20万円ほどで通えるケースも。日本で受けるとなると、100万といった費用がかかることもあるので大きな差があります。通う期間も数日から1ヶ月かかるものまで、内容によってさまざまです。
タイ古式マッサージの資格を取得できたら、自分でサロンを出したり、タイ古式マッサージをおこなっているサロンで働けるようになります。就職先のサロンとしてはタイ古式マッサージ専門だけでなく、アロマやリフレクソロジーなど総合的にやっているリラクゼーション施設も含まれます。スクールによってはサロン開業や就職についてサポートをしてくれるところもあるので、チェックしておくと良いでしょう。
タイ古式マッサージより取りやすい?
マッサージ資格を取得期間と費用で比較!
「定年後の第二の人生として自宅サロンを開きたくて、スクールに通いました。家族を練習相手にマッサージしたところ、体が軽くなり調子も良くなりました。今は念願のサロンオープンに向けて奮闘中です。」
「接骨院としての技術に、さらにタイ古式マッサージを習得したくて始めました。タイ古式マッサージのスポーツマッサージに応用が効き、お客さんにも喜ばれています。」
「フェイシャルサロンを開業しています。サービスメニューを増やしたくてタイ古式マッサージを受講。今は、エステとリフレクソロジーの組み合わせとしておこなっていますが、お客様からもとても好評をいただいています。」
タイ古式マッサージは一般的なストレッチとは違ってヨガのポーズを取ったり、さまざまな態勢をします。そのため、通常のストレッチでは満足できない人が興味を持つことが多いようです。日本でも流行しており、さまざまな施設でタイ古式マッサージが行なわれています。求人先もだんだん増えてきました。
資格取得後は、タイ古式マッサージのみを専門的に取り扱っているサロンに就職する方もいますし、本格的にマッサージを学ぶためにタイに渡る方もいます。しっかり技術と知識を身につければ独立も可能でしょう。エステサロンなどに比べると開業資金は少なくて済むので、独立を夢見て働いている方も多いようです。
独立する場合は、本場で学んだことのある方のほうが有利になります。タイでは国家資格扱いになることもあり、日本よりもさらに専門的に学べる可能性があるためです。専門店のほか、エステサロンやヨガサロンでの需要もあるので、就職先を探すのは難しくありません。
「初めて就職したお店はあまりお客さんが来ず…。歩合給の割合が多かったので思うように稼げなかったのですが、転職先のお店でしっかり稼げるようになりました。日本のマッサージとは少し違った知識が必要になるマッサージ方法ということもあってか、マッサージ中にお客さんからいろいろ質問をされることも。資格取得時に学んでいたことが役立っています。お客さんが満足してくれるのでやりがいも大きいです。」
「お客さんの中にはダイエット目的で通う方も増え、健康だけでなく美容についてもいろいろな話ができて楽しいです。給料は売上の歩合制となっているので、努力次第ではかなり稼げます。うちの場合は40%の歩合制となっているのですが、年収は320万円程度。リピーターのお客さんを増やしてもっと稼ぎたいです。」
タイ古式マッサージの資格を選ぶ際に重視して欲しいポイントは、学びのコスパです。資格取得後、あなたの施術を受ける人が気になるのは、施術をしてくれる人が「どんな資格を持っているのか」ではなく「どれだけ高い技術を持っているのか」のはず。高い技術を身につけるには、資格を取って終わりにするのではなく、磨き続けていくことが大切になります。
できるだけリーズナブルに短期間で資格取得を目指せる「授業1回1回の学びの濃さ」はもちろん、サロンで活動しはじめてからも技術を磨き続けられる「学びの環境」が整っているかを確かめましょう。飾りではない、活きる資格を取得できるはずです。
女性を対象としたスクールで、30年の歴史があります。アロマテラピー、妊産婦ケア、リフレクソロジー、アストラルスリーピング、バッチフラワーレメディー、占星学などの幅広い講座が用意されています。アロマテラピーのサロンも併設されているのが特徴です。入学を迷っている人も参加することができるような、各種コースのワンデイクラスや説明会などを随時開催しており、講師の実技を学ぶ実技体験なども人気が高いです。
スクールの特徴は何といっても本場のタイに行って学ぶという点です。海外からの生徒のために寮生活ができるようになっています。タイの文部省がしっかりと認定しているセラピスト養成のためのスクールなので、初めてセラピーに関する勉強をするというかたでも安心して通うことができます。日本語の通訳が付いており、外国語ができないという方でも問題ありません。タイ古式マッサージ、リフレクソロジー、オイルマッサージなど様々なコースが用意されています。
海外のマッサージスクールで技術を身につけた講師から直接技術を習得することができるスクールです。東京の恵比寿にスクールがあるためアクセスが良く、多くの生徒が通っています。指導にあたる講師は現場で活躍してきた人も多く、実践的なカリキュラムとなっています。また、姉妹店であるカラダメンテ、ヨガスクールではインターンとして働くという制度もあります。卒業後は、セラピストとしてすぐに働き始めることができる技術が身に付きます。
タイ古式マッサージ、タイヨガ・ルーシーダットン、子宮のセルフケア、タイハーブ講座、足と靴とココロのおもしろ講座、タイマッサージがもっと好きになる講座など様々な講座が用意されています。タイ古式マッサージ、タイヨガ・ルーシーダットンのプログラムはタイ政府認定公式で、本校はチェンマイにあります。渋谷校では、それらの講座が日本でも受けられるとあって人気で、多くの雑誌やメディアで紹介されています。
200人以上の卒業生を出しているクラウドタイ古式マッサージスクール。日本全国から生徒が通う人気のスクールです。学ぶことのできるコースは、プロセラピストコース、独立開業コース、言及しが教えるチネイザンなど様々で、卒業後に自分で開業する人に向けてのサポートや、アフターフォロー講座が設けられているのが特徴です。安価なコースとしっかりとした技術を習得できるため、初心者・既修者を問わず、人気があります。
新リンパ療法
(リンパ療法学院)
26.4万円
取得期間:1ヶ月
体力や力を使わずにできるリンパケア&独自の癒し整体技術
「鍛錬会」(練習会)で卒業後も無制限に技術を磨ける
初心者・中級者・上級者向けと自分のレベルに合わせて技術を高められる
整体ビギナ―クラス
修了資格
(ウィルワン整体アカデミー)
26.4万円
取得期間:1ヶ月
流派にとらわれない1人ひとりの体のバランスに合わて行なう整体スキル
卒業後も一生涯技術サポート制度あり
特別価格で受講できる施術者向け・卒業者限定のセミナーが豊富
リラクゼーション
セラピスト修了資格
(東京整体いろは学舎)
48万円
取得期間:6ヶ月
セラピストとして広く利用できるボディケア・リフレ・リンパの3手技
一度受けた授業は無期限無料で再受講可能
入学時のガイダンスで最低限の基礎知識を学べるから受講がスムーズ
※調査したマッサージ資格取得スクールのうち、卒業後も定期的に技術を磨ける練習場がある・無料で再受講できるなどの「学び続けられる環境が整っている」スクールをピックアップ。その中でも取得期間が短い3資格を、ファーストステップとして取りやすいおすすめ資格として紹介しています。紹介している資格はすべて民間資格になります。
※各種類の資格を取得できる資格のうち最も短期間で取得可能なもの、費用は資格取得に必要な総額を表示しています。調査は2020年3月時点のものです。