ここではスウェディッシュマッサージとは何か?という基本から、資格取得の方法や資格を持って働いている人の体験談、資格取得が目指せるスクールの紹介をしています。
1800年頃に戦士の疲れを癒すためにスウェーデンで生まれたのがスウェディッシュマッサージ。人体のしくみに基づき、手技をベースにしたマッサージを行い体のメンテナンスを行うものです。パー・ヘンリック・リングという方が始めたとされています。
リラクゼーションを目的としているというよりも、身体の調整を目的としているため、国によっては保険適用になっている例もあります(日本では保険適用の施術ではありません)。
スウェディッシュマッサージの手法をベースに、オイルを使ったオイルマッサージやリンパマッサージ、スポーツでの疲労やケガのリハビリなどの施術をするスポーツマッサージなどに発展していったとされています。
ちなみに、オイルマッサージはオイルを用いて行うマッサージの総称で、細かく分けるとリンパマッサージやアロマトリートメント、ロミロミなどが挙げられます。
リンパマッサージは体の中をゆっくりと流れているリンパ液の流れを促進させ、老廃物の循環をよくすることを目的に行います。リンパ管のあるところをオイルを使ってマッサージをしていくのが基本です。
アロマトリートメントは患者さんの期待する内容(リラックスしたい、スッキリした気分になりたいなど)に合わせて精油をセレクトし、身体が心地よいと感じる程度の力でマッサージしていくのが基本です。
ロミロミもオイルを使って行うのには変わりありませんが、ハワイ伝統のマッサージなのでお祈りを行ったりマッサージ師自身のマインドを整えたりと、スピリチュアル的なエネルギーの考え方を含めたマッサージを行うのが基本です。
スウェディッシュマッサージの資格は、豪州国家資格と呼ばれる国内でもオーストラリアでも使える資格と、スクール独自に認定されるものがあります。
スクール独自の資格であれば国内のみの学習で取得可能ですが、豪州国家資格となるとオーストラリアでの10日程度の実習や試験が必要になるので、資格取得の目的や状況に合わせて選ぶのがよいでしょう。
資格取得にかかる費用や期間はスクールによって異なります。
基本知識から応用編までを30時間程度で行うスクールもあれば、90時間かけて行うスクールもあります。また、スクールでの勉強と豪州国家資格取得は別コースというケースもあるので、事前に確認するのをおすすめします。
スウェディッシュマッサージを学ぶ前からマッサージ師として仕事をしていましたが、勉強前と後では施術したお客さんの反応が違うな、と感じています。臨床実習ができたのが大きかったかもしれないですが。体についての知識がつくことでお客さんのコリが目立つ部分に意識を持っていかれるのではなく、全身を見ることができるのが成長した部分かもしれません。体の仕組みがわかることで理論的にマッサージができるため、接客に意識を傾けられ、接客スキルを磨くことにもつながったと思っています。
口コミ参照元:グッドスクール(https://gooschool.jp/sc/watanabeacademy/sh0004/review/r5288/)解剖学をもとに患者さんの体にどうアプローチしていくかを学べたのは、たいへん良かったと思っています。もともとサロンを経営していましたが、技術・知識ともに強化されたので自分の施術に自信をもって仕事ができるようになりました。
口コミ参照元:グッドスクール(https://gooschool.jp/sc/watanabeacademy/sh0004/review/r2658/)スウェディッシュマッサージを学ぶことでマッサージの根本を知り、理論的に施術ができるため、お客さんに説明しながら施術ができるのがスウェディッシュマッサージを学ぶ魅力です。
豪州国家資格を取得する場合はオーストラリアでマッサージ師として活動することもできるため、国外での業務展開も視野に入れられるのがポイントです。
スウェディッシュマッサージを学べるスクールは少ないですが、解剖学に基づいたマッサージ方法や自然療法の基礎知識を学べることは、ほかのマッサージにも活かせると感じました。仕事をしながらスクールに通い、現在は副業としてサロンで施術をすることができるようになりました。お客さんに褒められることもあり、リラクゼーションだけでなく人体の基礎から学んで行うマッサージのよさを感じています。
口コミ参照元:グッドスクール(https://gooschool.jp/sc/watanabeacademy/sh0004/review/r8801/)スウェディッシュマッサージは「なんだか気持ちいい」ではなく、解剖学などから理論的に体をほぐし「体が動かしやすい、気持ちいい」状態に持っていけるマッサージの基本です。基礎知識だけでなく、実践で体の動かし方などを学ぶとより就職や転職、開業につながりやすくなるでしょう。
それぞれのスクールで、短期留学をするものやオンラインで受講できるもの、マンツーマンで行うものなど特色があります。あなたの目指しているマッサージ師の理想に合ったスクールを費用だけでなく、学習内容を含めたコスパの良さで選びましょう。
スウェディッシュマッサージに関する資格が取れるスクールを紹介します。実際にオーストラリアに行って豪州国家資格を取得できるものから、スクールから認定証をもらうものまであるので、ご自身の目的やライフスタイル、予算にあったものを選ぶのがおすすめです。
短期講座からガッツリ学びたい人向けの資格講座まで、さまざまなニーズに合わせた受講内容があるのが特徴の東京リメディアルセラピーアカデミーです。
スウェディッシュマッサージを学ぶ場合は、短期集中のスウェディッシュマッサージ基礎3daysコース(10:00~17:00/3日間)と、スウェディッシュマッサージ基礎・応用コース(豪州オイルマッサージ国家資格コース)が選べます。
基礎コースでは資格マッサージの歴史から理論、テクニックの基礎といった座学と施術姿勢や手順などの実技。応用コースでは実践かつ役立つ実技を集中的に学びます。
完全マンツーマン制の指導を行うことにより、マッサージの順番ややり方だけでなく「お客様が気持ちいいと感じられる施術方法」を身につけられるのが特徴のゴッドハンドセラピストスクール東京(GHTS)。スウェディッシュマッサージを基本にマッサージを学ぶスクールで、コースはゴッドハンドコース~G Class~、スタンダードコース~S Class~、スウェディッシュフェイシャルコース(オプションコース)があります。
通学科では10日間で基礎を学び実践に移る特修科とライフスタイルに合わせたペースで受講できる普通科(1ヵ月~1年程度)があり、普通科はフリータイム制なので仕事をしながらでも通いやすいのがポイントです。
サロン通学とオンライン講義の選択ができるフォリアージュスクール。サロン通学は1回60分の講義を1つずつ購入し、ご自身のタイミングで勉強できるのが魅力です。また、サロン通学で勉強した内容は、のちに復習できるよう動画も配られます。
オンライン講座ではスウェディッシュマッサージ(スウェディッシュボディケア)の基礎を学ぶことができ、オンライン講座と実践のサロン通学を組み合わせるのがおすすめです。オンライン講座の修了後にはテストを行い、知識を身につけているか確認できるので、学習理解度を自分で把握できるのがポイント。
2名以下で授業を行うことで、生徒の細かな疑問に答えられるだけでなく、講師の技術をしっかり伝えられるようにしているのが特徴のFLOWボディセラピースクール。スウェディッシュマッサージを学びたい方はレベル1のコース(スウェディッシュマッサージベーシックコース)がおすすめです。
全14回の授業で、体の仕組みから実践までを学ぶことができます。短期間で習得を目指す方向けのカスタマイズも行えるので、地方に住んでいる場合や仕事で忙しい場合でも受講できるのが見逃せないポイントです。
新リンパ療法
(リンパ療法学院)
15万円
取得期間:1ヶ月
体力や力を使わずにできるリンパケア&独自の癒し整体技術
「鍛錬会」(練習会)で卒業後も無制限に技術を磨ける
初心者・中級者・上級者向けと自分のレベルに合わせて技術を高められる
整体ビギナ―クラス
修了資格
(ウィルワン整体アカデミー)
26.4万円
取得期間:1ヶ月
流派にとらわれない1人ひとりの体のバランスに合わて行なう整体スキル
卒業後も一生涯技術サポート制度あり
特別価格で受講できる施術者向け・卒業者限定のセミナーが豊富
リラクゼーション
セラピスト修了資格
(東京整体いろは学舎)
48万円
取得期間:6ヶ月
セラピストとして広く利用できるボディケア・リフレ・リンパの3手技
一度受けた授業は無期限無料で再受講可能
入学時のガイダンスで最低限の基礎知識を学べるから受講がスムーズ
※調査したマッサージ資格取得スクールのうち、卒業後も定期的に技術を磨ける練習場がある・無料で再受講できるなどの「学び続けられる環境が整っている」スクールをピックアップ。その中でも取得期間が短い3資格を、ファーストステップとして取りやすいおすすめ資格として紹介しています。紹介している資格はすべて民間資格になります。
※各種類の資格を取得できる資格のうち最も短期間で取得可能なもの、費用は資格取得に必要な総額を表示しています。調査は2020年3月時点のものです。